UP DATE 2005-07-25

. ATLANSIA KIKOUBUN 寄稿文集 PAGE



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ATLANSIA




皆様からのESSAY
 寄 稿 文 集 




ATLANSIA


★皆様からのESSAYをお待ちしております。★


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「素晴らしい出会い」 ●( K.K.様より頂きました。)

   今夜もガーランド1号でライブしてきました。20Wの小さなアンプとオンマイクでしたが、やりやすかったです。 10年程前にアトランシアに初めて出会ったのは中古のコンコードSPでした。 浪速エクスプレスが好きだったので70年代後半からアトランシアの存在は知ってましたが、 自分が手にすることはないと思ってました。

   最初の感想はメカニックで「マニアック」な印象でした。今までにない造形にやられてしまい、 その後はガーランド、ビクトリア、ステルス、フォーチュンと購入し、林さんの工房へ行ったのもこの頃です。    その後、他のブランドにも手を伸ばし、 アトランシア唯一の欠点と感じていたヘッド・ヘビー(ロック・ペグの採用も一因です)が気になりだし、 音楽の休憩と共に手放してしまいました。    当時手を出したブランドは、SB、MM、WK、BO、TN、SPCに加え、 一般的にトップブランドになるFDやKSも購入しました。若い時から憧れのメーカーを片っ端から試した状況です。 特にFDは特注も含め4本購入し、代理店さんでもお得意様でした。    FDは確かに綺麗な音がする楽器でしたが、あまりにも高価格であったこともあり、室内専用楽器となってしまいました。 そのうち音楽を休憩せざるを得ない時期があって、FDも全て手放しました。他の楽器も同様です。

   その後、音楽活動を再開する好機に恵まれ、最初はBO社modelをオーダーで購入しました。 やはり清水興氏の影響が大きかったです。BO社modelは軽くてパワーもあり何の不自由もない楽器でしたが、 知人のビンテージPBを弾く機会があり、パッシブの良さを再認識しました。アクティブの安定感とは違う暴れる感じが、 自分が本当に求めてるサウンドだと思いました。    その時に、ガーランドのアウトレット品に出合った訳です(2月にデュアリストを衝動買いしたのが先ですが)。 70年代のPBやLLのPBと比較した結果の購入でした。

   昔はテクニックよりも見た目に惹かれたアトランシアでしたが、ある程度の技量と経験を重ねた上で弾いたガーランドは 自分の求めていた1本でした。アバンギャルドでクラッシック。基本性能が高くて信頼性も高い。 ライブやセッションで忙しい今の自分に最適でした。もちろんサウンドの抜けの良さも再認識しました。   で、究極に近いガーランドが欲しくなり、オーダーとなった訳です。 来年から娘が大学に進学するので金銭的にもギリギリの時期かなというのもありましたが・・・    今回のガーランドは、そのような過去のベース遍歴を踏まえての評価です。正直言って最高の1本です。 好みも変わるってのが当然ですが、今の自分にはFDやKSのサウンドは必要がありません。 パッシブの暴れをコントロールする技量もあります。    というのが正直な感想です。以前とは違う感覚でアトランシアに触れ、アトランシアにインスパイアされています。 ネックの感触も一時ウッドを弾いていたので非常に心地よいです。個人的にコード弾きを特色にしようとしてますが、 Rのある指板はコードも押さえやすいです。

  シビアな意見では、今日届いたガーランドより4月に購入したガーランドの方が、材の熟成が進んでいるためか音が深いです。 引き込んで行かないと最終判断は難しいと思いますが。   ともかく、今の私にとっては「究極の1本」であることに間違いはありません。特別なベースをありがとうございました。
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実は、私はATLANSIAを●( NIIMI様より頂きました。2004/11 )
   実は、私はATLANSIAを15年ほど前から知っていました。当時は Grecoのカタログの中に載っていたと記憶しています。多弦化やアクティヴ化といった流れを経て、最近では珍しい木や異素材を使ったベースを作るメーカーもあり、ギターに比べてベースの世界は自由度が高いとも言われていますね。しかし、Fenderスタイルを当然のように踏襲したり、オールドの音を目指すだけで終わってしまったりするメーカーも多いような気がします。エレクトリックベースの歴史はわずか50年なのに、 Fenderですでに完成形だというのではちょっと寂しいです。そんな中、ATLANSIAは、「楽器が自由な存在であることを証明する旅」をしているような印象です。楽器はもっと自由であっていいし、もっと新しい発展があっていいはずだというメッセージを感じます。これからもその旅を続けてください。そこから生まれる楽器は、新しい音楽や新しい演奏スタイルをインスパイアしてくれるはずです。


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  ●貴重なお時間いただいて、● (  神奈川県の佐藤 様より頂きました。2004/10 )
貴重なお時間いただいて、とても感謝しています。感動し、揺るがされる経験でした。間違いなく、超一級品だと思います。僕の腕が追いつかないけれど、ペガサスを触ったほんの数十分で、自分のタッチの拙さを実感し、だからこそ、逆に可能性を感じました。一音づつの充実。精進します。機能性と音の相克、その二つの重なる一点。その小さな点が、ペガサスは、太い。そう感じました。SBは、機能性と音のバランスの点が広い、と思います。広い点、って矛盾ですが、とにかく広い、しかし、薄いんです。うすぺらな薄さではないんですが。ペガサスは、太かった。音の太さだけではなく、感触の充実、レスポンス、倍音。見た目の美しさも、太い。 知らないって、怖いことだし、新しい物を知ってしまうってのも、怖いものだなあと、感じています。新しいギター観が芽生えています。熟成させて、自分の狙いを整理して、空想して、想像して、考え抜いて、今の自分のギターとしっかり対話して、落着いたら、相談させてください。作っていただくべきだと思います。楽器に負けない、弾かされない弾き手になります。でも、それには、同時に、相当な道具が要ると思います。理想を抱いて、今出来ることをやっていくつもりです。 ペガサスを弾いている時、何となく感じていましたが、その時は鳴りに心を奪われていて、言語化できなかったことなんですが、僕の感覚だと、ハイポジションが少し右に寄るような気がします。その分、ローフレットは肩に近く、とても弾き易かったと思います。おそらく1センチか、せいぜい2センチですが、ギターの座る位置も、好みがあるのだと思います。慣れも、ですね。 デザインは、ペガサスと、Peleskeが、僕にはビビっと来るのです。Peleske的な曲線と、ペガサス的な厚み。しかし、それぞれ単独で、完成された美しさだと思います。24フレットはどうしても必要です。もし可能なら、フロントマイクの音が、センターの音になり過ぎないところまでフレットを足せればなあ・・・。そうだ、ピックアップ・システム、すばらしいです。あれがあれば、ピエゾはいらないと思いました。取り留めの無いメールで、すみません。テレビで救出の中継されていた、長岡の母子3人、何とか助かって欲しいものですね・・・。僕は6月に父を亡くしました。生きているなら、とことん生きたいと感じています。林さんは、どうぞ、お体を大切にしてくださいませ。それでは、また。  


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「AAAグレードフレイムトップ」●( 北海道 佐藤 様(音楽家)より 2004/10 )

  このところの観測史上にも例の無い非常に強い勢力の台風の大量上陸、相次ぐ地震等、なにかと物騒な人間界のみならず自然界においても何かが狂ってきている様に思います。私が仕事道具として日々使用しているギターは殆んどが天然の木材を利用して製作されるものですが、こういった異常気象が今後とも更にエスカレートしていくとすれば、将来的に現在カスタマーのニーズが高い「銘木」系・「高グレード」系材料は姿を消していかざるを得ない様に思われます。確かに虎杢やキルテッド、或いはバール、スポルテッド、ベアクロー等の美麗な杢やそこから期待される音質等には惹かれるものがある事は、私自身完全に否定は出来ません。しかし最近はそういった「本質的でない」要素(恥ずかしながら、数年前にようやく気付きました)を得る為に、数え切れない程の木材を伐採した上、楽器を製作するのに何ら問題の無い「普通」のグレード材は比較的粗末に扱われがちな昨今の風潮に疑問を抱く様になりました。楽器を所有するという観点から見ればより美麗な外観を持つ楽器を手にしたいという気持ちは理解出来ますが、楽器は人間の手によって奏でられてこそ、その真価を発現するものであると私は考えております。一昔前に較べ、コレクター的購入傾向が増加してきている様に思えてならない楽器市場にあっては、ギターを購入する全ての人々が環境に対する問題意識を頭の片隅に常駐させ、希少価値のみに振り廻されないよう願って止みません。私の最も身近な材である北海道産の蝦夷松、ヤチダモ、セン、イタヤカエデが、「ハカランダ」や「AAAグレードフレイムトップ」等の二の舞にならぬ様祈るのみです。


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BASS MAGAZINE拝見致しました。●( 北海道 佐藤 様(音楽家)より 2004/09 )

  中でも林様のインタビュー中、既成の観念に捉われない若いミュージシャンに使用して欲しいという箇所、小生も全く同感です。あまたある楽器の中では比較的歴史が短いにもかかわらず、「伝説」や「因習」めいたものが想像以上に蔓延っているのがエレクトリックギター、ベースの世界の様に思えます。私はオールド、ヴィンテージの楽器としての価値を否定する者ではありませんが、ミュージシャンたるもの斬新なコンセプトやトーンを持つ楽器に触発され、自らの音世界を拡大していく試みも必要不可欠であると僭越ながら考えております。海外メーカーでも新しいコンセプトの楽器をリリースしているところは沢山存在する様ですが、私個人として大事にしている「作り手の顔が見える」要素を持つ御社製品は別格です。日本人は他の国の方と比して「ものに対する思い入れ」がことの他強い民族であると聞いた事があります。私も間違い無くそういった人種の一人であると自負しておりますが、御社の製品(林様のプロダクトデザインそのもの)には強烈な(シャーマニックとまで言ってしまうと失礼でしょうか・・・)吸引力を感じています。私が高校生の時分からですので、足掛け20年以上もこうした吸引力が変わらず作用しております。この事実は御社製品が私にとって「本物」である証であると思っています。



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TOYの欄のエッセイ読ませて頂きました。●( 東京 M様(医師)より 04/09 )

  TOYの欄のエッセイ読ませて頂きました。自分たちの遺伝子を引き継いでくれる存在を大事にできない人が世の中にいるのが本当に悲しいですね。私という存在が、自分の一族という大樹の幹に咲いた花ならば私の子供は花に出来た種です。大事にしない理由がありません。私は子供の心の成長のきっかけになりそうな事を沢山教えてやりたいと思いながら過ごすことにしています。彼がそれを理解するまで長い時間がかかっても、私の考えを何かしらの参考にして、彼がしっかりと生きてくれればいいなとよく思います。 


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